冬キャンプは、寒さとの戦いですよね。
「だったら行かなきゃいいのに」と思う人もいると思いますが、その寒さの中でも楽しいので、やっぱりキャンプに出かけてしまうのです。
冬キャンプの寒さ対策としていろいろありますが、テント内だと、「薪ストーブ」や「石油ストーブ」を使う人も多いです。
しかし、「薪ストーブ」と「石油ストーブ」も、テント内での使用は、基本的には推奨されていません。
なぜならストーブは、暖房としての機能は優秀である反面、テント内で使用する場合は、一酸化炭素中毒による事故が起こる可能性があるからです。
使用する場合は、本人の自己責任になります。
一酸化炭素中毒を引き起こしてしまうと、目眩や頭痛を生じ、最悪の場合は、意識を失い死亡へと直結してしまう、キャンプやアウトドアの中でも特に危険な症状なのです。
また一酸化炭素は、無味無臭という性質のため、気づいた時には手遅れということも考えられます。
そのため、使用する時には、「守らないといけないルール」と「必須アイテム」があります。
その必須アイテムとは、「一酸化炭素チェッカー」です。
「薪ストーブ」と「石油ストーブ」を使用する時には、一酸化炭素チェッカーは必須になります。
今回は、「一酸化炭素中毒にならないための予防ポイント」と「おすすめ一酸化炭素チェッカー3選」を紹介します。
一酸化炭素チェッカーの働き
一酸化炭素チェッカーは、無臭にも関わらず強力な中毒症状を引き起こす、非常に危険な一酸化炭素を検知してくれる器具です。
テント内の一酸化炭素の濃度をセンサーで検知し、危険なレベルの量まで達するとアラームや警報音でユーザーに知らせてくれます。
一酸化炭素中毒にならないための予防ポイント
POINT①:一酸化炭素チェッカーを用意する
密閉されやすいテントの中では、煙突をつけた薪ストーブを使用して暖をとると、空気がこもりやすいので、一酸化炭素中毒の危険が常につきまといます。
そこで、冬のキャンプで火器を扱う際に、必需品と言えるのが先ほど紹介した「一酸化炭素チェッカー」です。
しかし、一酸化炭素チェッカーも機械ですので、完ぺきではありません。
センサーが正しく反応しなかったり、寒いキャンプ場で誤作動がみられたりする危険性もあります。
事前に作動や電池の残量を確認することや、最低でも2個以上はメーカーの異なる警報器を準備しておくと安心度が上がります。
POINT②:テント内で使用する場合は換気を徹底する
冬キャンプは、どうしても寒いのでテントを閉めて薪ストーブなどを使用したいですよね。
そうすると、どうしても一酸化炭素中毒の危険性が上がるので使う際は、必ず換気を徹底しましょう。
多くのテントには、換気のできるベンチレーションが付いていますが、それでは不十分の場合もあります。
1時間に1回は、テントを開けて十分に空気の入れ替えを行ったほうがいいです。
POINT③:寝るときは火気厳禁!
一酸化炭素中毒は、就寝時に引き起こすと発見が遅れ、手遅れになるなどの危険性が高くなります。
一酸化炭素チェッカーが、きちんと働いていたとしても聞こえなければ意味がありません。
火事を予防するためにも、就寝時は薪ストーブなどの火気は消すようにしましょう。
おすすめ一酸化炭素チェッカー3選
おすすめ①:DOD キャンプ用一酸化炭素チェッカー2
一酸化炭素を検知するセンサーは高品質な日本製を採用しました。優れた検知能力で一酸化炭素の発生を素早く察知し、一酸化炭素の濃度レベルを知らせます。
マニュアルタグがついており、「どうやって使うの」「数値はどう読み取ればいいの」、そんな疑問は製品に取り付けられたタグでどんなときでも確認ができます。
また、キャンプなどのアウトドア用に作られていることもあり、小型サイズながら落下の際の衝撃に強く、幕内でも使用しやすいように、吊り下げ可能なカラビナストラップがついているので、テント内のランタンフックにもかけやすい仕様になっています。
「DOD キャンプ用一酸化炭素チェッカー2」は、DODのオンラインストアで販売されています。
おすすめ②:Ourjob 一酸化炭素アラーム
CO濃度によってデジタル表示で継続的に監視し、警告してくれます。
密封されたリチウム電池を使用しているため、USBで完全に充電すると、なんと約6ヶ月も作動します。
液晶画面には、リアルタイムで室内の一酸化炭素の濃度を検知してくれるので、数値で空気内の濃度を確認しやすくなっています。
カラーは、シルバーグレー、ホワイト、シャンパンカラーの3色あり、オシャレなデザインが目を引く。
おすすめ③:PTTech 一酸化炭素チェッカー
豊富な実績と信頼性、そして、コストパフォーマンスの良い電気化学式センサーを採用しています。
中国をはじめ、ヨーロッパや北米、中東や東南アジアなど全世界に向けて、年間数百万台も売れている確かな品質で世界標準の製品です。
さらに製品に不備がないように日本でも検品をおこなっています。
使用する際は単3電池3個ですぐに作動し、一酸化炭素を検出した場合は、赤く光る警報ランプや大音量の警報音と濃度レベルを知らせるLCDディスプレイの3段構成で危険を知らせてくれます。
まとめ
テント内で使用する場合は、一酸化炭素中毒による事故が起こる可能性があります。
一酸化炭素中毒を引き起こしてしまうと、目眩や頭痛を生じ、最悪の場合は、意識を失い死亡へと直結してしまう、キャンプやアウトドアの中でも特に危険な症状なのです。
そのため、テント内で使用する場合は、「一酸化炭素チェッカー」は必須となります。
一酸化炭素チェッカーは、無臭にも関わらず強力な中毒症状を引き起こす、非常に危険な一酸化炭素を検知してくれる器具です。
万が一、事故でも起こってしまったら、せっかくのキャンプが台無しになってしまいます。
楽しいキャンプを行うためにも、必ず使用して対策をとっておいてください。
また、一酸化炭素チェッカーが一つでは、仮に故障していた時に、取り返しのつかないことになるかもしれません。
なるべく、他メーカーで複数個持つことをおすすめします。
皆さんが、事故にあわないことを祈っています。