年末にキャンプへ出かけてきました。
指折り数えてその日を待ちわびていたのですが、寒波の襲来により、雪中キャンプとなってしまいました。
それでも、さほど寒くなかったので、寝袋だけで乗り切ることができました。
これもいい寝袋のおかげですね。
特に寒さの厳しい冬キャンプの場合、保温性の高い寝袋を使うことをおすすめします。
以前に冬キャンプで、何度か気温を見誤り、寒さと「絶対に参加したくない戦い」に、急遽参戦してしまったことがあり、地獄をみました。
そのときは、無茶苦茶寒かったので、それに懲りて保温性の高い寝袋を購入した経緯があります。
冬キャンプの一番の天敵は、やはり寒さですから。
寒くて眠れないといった思いを、他の人にはしてもらいたくないので、今回は寝袋を購入するときのポイントと、おすすめの寝袋を9選紹介したいと思います。
寝袋を購入するときの3つのポイント
寝袋を購入する際に大事にしたいポイントは「形状」「素材」「快適温度」の3つがポイントになります。
寝袋は、使用する時期によっても変わってきます。
一般的には、「春・夏・秋の3シーズン用」と「冬用」に分けられますが、キャンプスタイルによっても変化する場合があります。
ソロキャンプをする人なら、自分の体にフィットする寝袋を購入すればいいですが、ファミリーキャンプだと家族で使用することを考えると、横並びで寝れるもののほうが都合がいいです。
このように、キャンプスタイルによっても変わってきますので、キャンプスタイルに合わせて選ぶことを忘れないようにしましょう。
①形状で選ぶ
寝袋の形状は、大きく分けて「マミー型」「封筒型」の2種類があります。
マミー型とは、足元に向かって細くなっていくのが特徴で、寝袋のスタンダードな形で体に密着します。
ミノムシみたいに見える寝袋だというとわかりやすいかもしれませんね。
保温効果が高く、冬キャンプのような寒い時期に、マミー型は使用されることが多いです。
次に封筒型についてですが、家で使っている布団のような長方形の形のため、圧迫感や違和感がなく寝返りもうちやすいです。
ジッパー部分を開けて広げると掛け布団のようにも使用できます。
また、寝袋を連結して使用できるものポイントです。
どうしても冬場は、保温性を求めてしまいますが、春、夏、秋の3シーズンは封筒型のほうが使用しやすいと思います。
使用する時期にあったシュラフを選ぶとより、キャンプが快適になります。
②素材
こちらは大きく分けて、「ダウン素材」と「化学繊維素材」の2種類となります。
ダウン素材は、コンパクトになって非常に軽く、保温性が高いことが特徴です。
「化学繊維」の約半分という軽さで、ダウン独特のフワフワとした肌触りで快適な睡眠をもたらしてくれます。
また、圧縮性が高いのでコンパクトになるので持ち運びも便利です。
しかし、水には弱いので、しっかりと管理しないと、カビが生えたりすることがあるので注意してください。
次に化学繊維素材ですが、濡れや湿度に強く耐久性が高く、家で洗濯できることもうれしいポイントです。
比較的リーズナブルで手に入るため多くの人に使用されています。
しかし、ダウン素材ほどコンパクトにならない点や、重要な部分の保温性は、ダウン素材には劣ってしまいます。
これらの素材の特徴をみると、「ダウン素材は冬キャンプ」、「化学繊維素材は春・夏・秋の3シーズン」で使用しやすいと思います。
③快適温度
寝袋には使用に適した温度が記載されています。
一般的には「快適温度」「使用温度目安」「適正使用温度」などメーカーによって違う呼ばれ方をしています。呼ばれています
一般的とされている寝袋の選び方は、使用する場所の最低温度から-5℃を快適温度のモデルとして選ぶといいと言われています。
しかし冬キャンプの場合、地域によっては、気温が氷点下になることがあります。
その時のポイントは、適正温度とは別に「使用限界温度」や「最低使用温度」などを確認しましょう。
使用限界温度を確認せずに冬キャンプを行ったため、私は「絶対に参加したくない戦い」に参加する羽目になっていましました。
キャンプを行う場所やご自身の好みもありますが、冬キャンプの場合は、使用限界温度の方を確認してください。
商品により使用限界温度にも差がありますが、寒いのが苦手だと思う人は使用限界温度の低いほうを使用してほうがいいと思います。
おすすめ寝袋9選
では、ここからはオススメの寝袋をご紹介しようと思います。
①ナンガ オーロラライト450DX レギュラー
「高いものには、それなりの理由がある」という言葉が似あう商品です。
中綿はダウンを使用し高い保温性を備えています。
表地には独自のオーロラテックスを、裏地にはリップストップナイロンを使用しています。
他の寝袋と比べても高額の商品ですが、永久保証も付いているので安心です。
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②HAWK GEAR(ホークギア)マミー型 シュラフ
オールシーズン使えてコスパのよいシュラフです
③スナグパック「ベースキャンプ スリープシステム」
「ベースキャンプ スリープシステム」の特徴は、オールシーズンで使用できるという点です。
季節の変わり目は、寒暖差が激しいので熱くて眠れないことや、逆に寒くて眠れないという体験をしたことがある人もいると思います。
この寝袋は、取り外し式の2重構造になっている「レイヤーシステム」が採用されているので、これひとつですべての季節を快適に過ごすことができます。
内側についているインナーレイヤーが、「秋冬春」で使用するのに適した寝袋で、快適温度は「-2℃」、外側のアウターレイヤーが、「春夏」仕様となっており、快適温度は「3℃」となっています。
分離して使用することもできますし、この2つの寝袋を合わせれば、快適外気温度「-12℃」となり、かなり厳しい冬キャンプでも耐えられる温かさになる優れモノです。
④イスカ(ISUKA)アルファライト700X
3シーズン用のコンパクト化繊シュラフ(最低使用温度:-6℃)になります。
春・秋の3000mクラス、初冬の中級山岳まで幅広くご使用いただけるモデルなので、山岳部やワンダーフォーゲル部などにご愛用者の多いスタンダードモデルです。
⑤ロゴス 丸洗いスランバーシュラフ
⑥ロゴス キャンプ マミー型シュラフ 抗菌防臭 丸洗いアリーバ
最低温度帯-6℃にまで対応する保温性抜群のマミー型シュラフです。
足元には立体的な空間を生みだすフットアングルストラクチャー構造を採用することで、開放感ある寝心地を実現しています。
洗濯機で丸洗いでき、生地を肌面に使用することで、AG+(銀イオン)効果による抗菌防臭加工がされています。
⑦【YOGOTO】 羽毛 寝袋
羽毛がたくさん詰め込まれており、暖かさが朝まで持続する保温性が良いマミー型シュラフです。
ジッパーの内側にはドラフトチューブがあり、ジッパー部分からの冷気を遮断してくれるので、寝袋内部で暖められた空気が逃げるを防いでくれます。
⑧スーパータラコデラックス
「スーパータラコデラックス」は、「790gのダウン+660gの化繊」で合計1450gの中綿が使用されており、
限界温度は-41℃~と対応温度に余裕があるので、極寒の冬キャンプで安心して眠れる寝袋です。
背中側には、アルミシートを内蔵した5層構造になっているので、底冷えを軽減できる仕様となっています。
また、内側全体には毛布素材が縫い付けられているので、肌触りも良く気持ちよく眠りにつくことができます。
⑨ベアーズロック「マミー型センタージップ寝袋-34℃」
「マミー型センタージップ寝袋-34℃」は、通常のキャンプでそこまでの寒さになることはまずないので、かなりオーバースペックだと思います。
ただ、「大は小を兼ねる」と同じ感じで、個人的には寒さ対策はやり過ぎぐらいがいいと思ってもいます。
この寝袋には、生地と中綿の組み合わせにより、寝袋の中の熱をしっかりため込むことできる「THERMO KEEPER(サーモキーパー)機能」が搭載されています。
これにより、今まで以上の寝心地と保温力で、朝まで暖かく快適に眠ることができます。
まとめ
どんな寝袋を使うかによって、快適に眠ることができるか大きく変わります。
寝袋の購入に迷っている人に少しでも役にたてたらうれしいです。
私のように、寒さと「絶対に参加したくない戦い」に参戦しないことを祈ります。