少しずつ寒い季節が近づいてきています。
標高の高い場所だと、日中の温度差が激しい場所も出てくるころです。
このくらいの時期のキャンプギアの選定が一番難しいんですよね。
がっつり冬仕様にするには早いですし、そのままでは夜寒くて眠れない可能性もあります。
そんな夜の睡眠を助けてくれるアイテムといえば「湯たんぽ」ではないでしょうか。
「湯たんぽ」に水を温めて入れて寝袋に入れれば、ぽかぽかで快適に眠ることができるでしょう。
また、一つ持っておけば何度でも使えるので経済的です。
そんな「湯たんぽ」も時代を追うごとに進化してきているので、今回はおすすめ「湯たんぽ」について紹介していこうと思います。
湯たんぽの素材
・金属素材
昔ながらの湯たんぽの素材といえば、トタン製やステンレス製かなと思います。
最近では、ウォーターボトル型アルミ製のものなどがあり、金属製の中でも種類が増えています。
金属製は熱伝導率が高いので、湯を入れるとすぐに温かくなり、ほかのタ素材と比べると保温力も持続力が高いです。
熱伝導率が高いので同じ個所に置いておくと、低温やけどの心配があるので注意しましょう。
・プラスチック素材
プラスチック素材の特徴は、金属製のものに比べると軽量だという点です。
お手頃価格の商品が多いので、まだ湯たんぽを体験したことのない人は、プラスチック素材で様子をみてもいいかもしれません。</span >
表面温度、金属製よりも熱伝導性が高くないこともあり、あまり上がりません。
しかし、保温力はそれなりといった感じですが、低温やけどの心配は少なくなります。
・ゴム素材
ゴム素材の特徴は、何と言っても触れた時の肌触りのいい柔らかい質感です。
湯を抜けばコンパクトになるので、持ち運びにも便利なのもうれしいポイントです。
熱伝導率が低いので、すぐには温まりませんが、低温やけどの可能性は低いです。
金属素材やプラスチック素材に比べて、正面が柔らかいので、お湯が注ぎにくく感じる人がいるかもしれません。
ただ、これもある程度使用すれば慣れてくるので問題ないレベルです。
快適に眠る効率的な湯たんぽの使用方法
・寝る30分前くらいに寝袋に投入!
冬場のキャンプで寝るときに、寝袋に入っても暖かくないと思うことがあります。
湯たんぽは、寝る30分前くらいに湯たんぽを寝袋に入れておくのがポイントです。
準備してそのまま置いておけば、だんだん外気温で冷たくなるので、お湯を入れたら手早く寝袋へ入れちゃいましょう。
・湯たんぽはお腹の位置から足元へ!
まずは、お腹や腰の部分に湯たんぽを設置して、寝袋に入るタイミングで足元へ移動させれば、温かく快適に眠ることができます。
お腹や腰などの中心部分には、大きな筋肉(太もも等)があります。
その部分を温めると、血液が足先や指先などに勢いよく全体に流れていきます。
そうなることで、体全体が温まっていくのです。
よく足先が冷えるので、寝袋の足元あたりに湯たんぽを最初から置く人がいるのですが、それでは体全体が温まらないので注意しましょう。
低温やけどにご用心
夜の寒さから守ってくれる湯たんぽですが、低温やけどになりやすい物でもあります。
低温やけどは、肌に長い間暖かいと感じる温度のものを長時間接触し続けてしまうことで、気付かないうちにひどいやけどになってしまうことです。
ある程度の時間で湯たんぽが当たる場所を移動させることで回避できるので注意してください。
おすすめ湯たんぽ「金属素材」
・マルカ 湯たんぽ Aエース 2.5L 袋付
金属製湯たんぽの中でダントツ人気湯たんぽである、マルカの「湯たんぽAエース」です。
「直火」「IH」での温めることができる優れもので、底がフラットになっているのでお湯を注ぎやすいのも特徴の一つです。
ただし、金属素材は、絶伝導性が高いので高温になりやすいため取り扱いには注意が必要です。
・尾上製作所(ONOE) 金属製湯たんぽ
直火に対応しているので、水を入れてストーブやコンロの上に置いておくだけで準備ができる優れものです。
「萬年」の刻印が入った口金と、昔ながらの形状がカッコイイ湯たんぽだと思います。
おすすめ湯たんぽ「ポラスチック素材」
・タンゲ化学工業 立つ湯たんぽ オレンジ 2.6L 袋付き
お湯漏れのしない一体成型を採用したプラスチック素材の湯たんぽです。
湯たんぽをたてたままお湯を入れることができるので、カバー掛けが簡単にできます。
・キャプテンスタッグ 湯たんぽミニ(カバー付) 550mL
コンパクトサイズのため、持ち運びに便利です。
キャンプだけでなく、職場などでも幅広く使用できます。
肌触りの良いボアタイプのカバーがついています。
おすすめ湯たんぽ「ゴム素材」
・ロゴス 湯たんぽ どこでもソフト湯たんぽ(収納袋付き)
ウェットスーツの生地を使用した肌触りのいい柔らかいロゴスの湯たんぽです。
通常通り、足元へ置くのもよし、また寝袋の中で抱きしめて寝るのもおすすめの一品です。
お湯が安全に注げるロートも付いていて安心して準備ができます。
・クロッツ やわらか湯たんぽ たまご型タイプ
ウェットスーツ用のクロロプレンゴムに、ナイロンジャージを貼った生地で作られています。
やわらかくて肌触りがよく、断熱性が高いため、保温性に優れています。
生地の中に微細な気泡が無数にあり、その気泡の作用で熱の伝わり具合が緩やかにすることで、カバーなしで直接身体に密着させても低温やけどをしにくい構造になっています。
まとめ
湯たんぽは、冬場のキャンプの睡眠を助けてくれる大事なアイテムだと思います。
寝袋に入れておけば、ぽかぽかで快適に眠ることができるでしょう。
素材によっても、特徴が違うので自分にあった湯たんぽを見つけてくださいね。