どうも、「キャンプギアお悩み相談室」です。
だいぶ日中が暖かくなってきました。
こうなってくると、冬キャンプではあまり心配にならなかった問題が発生してきます。
そう、「食材の管理」です。
そんな中、最近ソロキャンプを始めた友人から相談がありました。
「クーラーボックスってハードとソフトどっちがいいかな?」
まず思ったのが、「質問が普通だ!」
最近の質問が、かなり変化球の物が多かったからちょっと安心しました。
クーラーボックスに関しては、キャンプスタイルや気候の状況によっても変わるので難しいですが、どうやらソロキャンプで使用したいようです。
そこで、今回は「ソロキャンパーにおすすめのクーラーボックス10選」と「クーラーボックスの選ぶポイント」についてご紹介しようと思います。
「ハード」と「ソフト」のメリット・デメリットを知ろう
クーラーボックスには、「ハードクーラーボックス」と「ソフトクーラーボックス」があります。
それぞれメリット・デメリットがあり、キャンプスタイルによっても使用しやすいものが変わってきます。
特徴を理解した上で、選んでいきましょう。
・「ハードクーラーボックス」のメリット・デメリット
「ハードクーラーボックス」は、「ソフトクーラーボックス」に比べて頑丈にできていて、長時間保冷できるのが特徴です。
その頑丈さから、天板をテーブル代わりに使用することもできますし、食材をしっかり守ってくれる安心感があります。
しかし、頑丈というメリットがデメリットになる場合もあります。
その頑丈さがゆえに、どうしてもスペースをとってしまいがちで、徒歩キャンパーやツーリングキャンプのような荷物に制限のあるスタイルの場合には、持ち運び面でデメリットとなってしまいます。
・「ソフトクーラーボックス」のメリット・デメリット
「ソフトクーラーボックス」のメリットは、その携帯性に優れている点です。
コンパクトに収納できますし、持ち運びしやすいので、荷物制限があるキャンプスタイルにはおすすめです。
ちょっとした行事でも使いやすいタイプだと思います。
また「ソフトクーラーボックス」は、「ハードクーラー」よりも比較的価格が安価で購入できるという面も魅力の一つかなと思います。
しかし、保冷力・頑丈性の面では「ハードクーラーボックス」に見劣りするので、運ぶ際には十分注意する必要があります。
自分が使いやすいサイズで選ぶ
一般的に使用する容量の目安は、ソロキャンプの場合だと「5~15L」とされています。
また、少人数(2~3)の容量は「20~30L」とされていますが、これらはあくまでも目安です。
私の場合ですが、ソロキャンプに行くときには「20~30L」のサイズを持っていきます。
私はキャンプでお酒を飲むのを楽しみにしているキャンパーなので、食材よりもお酒の容量が多くなってしまいます。
お酒はかなり幅をとるため、ソロキャンプの目安である「5~15L」では、まったく入りきらないのです。
また、ツーリングキャンプの場合、収納に制限があるのでコンパクトなタイプを使用する人が多いですよね。
サイズは、人によって何を持っていきたいかも違うので、しっかり考えて購入しましょう。
素材を知っておこう
・ハードクーラーボックス
「ハードクーラーボックス」の素材で主に使用されているのは、「真空断熱パネル」「発泡ウレタン」「発泡スチロール」の3種類です。
「真空断熱パネルは」、クーラーボックスの素材の中でも、最も断熱効果に優れているので、保冷効果を重視する人には特におすすめです。
しかし、一般的に使用されることの多い「発泡ウレタン」や「発泡スチロール」に比べて、お値段が高額になりやすいので、その点には注意してください。
「発砲ウレタン」は、キャンプ用の「ハードクーラーボックス」に主に使用されている素材です。
「発泡スチロール」よりも保冷効果が期待でき、頑丈でお値段もそこそこなのが助かります。
「発泡スチロール」は、軽量で、ホームセンターなどどこでも安く手に入れることができる素材です。
安さの反面、保冷力が低いのでちょっとしたピクニックなど短時間で行事が終わるような場合に適しています。
・ソフトクーラーボックス
「ソフトクーラーボックス」の素材で主に使用されているのは、「アルミニウム」「ポリウレタン」「ポリエチレン」の3種類ですかね。
「アルミニウム」は、放射熱をカットしてくれるので、温度上昇を抑える特徴があります。
「ポリウレタン」は、気密性が高く断熱性があるので、保冷力が高いのが特徴です。
「ポリエチレン」は、価格帯の安さの割に、緩衝性があるため丈夫で軽量なのが特徴です。
徒歩キャンパーのようなキャンプスタイルの人におすすめなかなと思います。
まあ、これらの素材を単独で作られているものもありますが、「アルミ蒸着+ポリエチレン」のような、それぞれの良さを組み合わせて作られている場合があります。
ソロキャンパーおすすめハードクーラーボックス5選
・スタンレー「クーラーボックス」
本体の側面だけではなく、蓋にも高密度ポリエチレンを使用することで、冷気を外に逃さない高い保冷力を兼ね備えています。
中の広さは、横向きにすれば2Lのペットボトルも入れる事ができるくらいの広さがあるので、ソロキャンプで使用するのにちょうどいいサイズだと思います。
天蓋には、ゴムロープも付いているので、水筒やボトルを簡単に挟む事ができ、落とさず持ち運びができます。
・オルカ「クーラー20QT」
オルカのクーラーボックスは、分厚い断熱材を使用することで、圧倒的な保冷力を備えています。
この保冷力は、最大で10日間氷が溶けないという最高クラスのモデルと言われています。
ロトモールド構造により、溶接やつなぎ目がないため耐久性にも自信があります。
このサイズには、持ち手がありフレックスグリップで持ち運びがしやすくなっています。
・パイクスピーク 「クーラーボックス TOUGH GEAR 20QT 」
この無骨感のある見た目の通り、耐久性と保冷性を兼ね備えたクーラーボックスになっています。
カヤックの製造でも使用されるロトモールドという特殊な成型方法は、製品を繋ぎ目なしで製造することができるので、高い耐久性を実現しています。
これにより、「耐久性」の面でキャンプや釣りなどで、使用することができるのです。
・FIELDOOR「ノーザンクーラーボックス」
ロトモールドで製造されたボディは、高い耐久性と高い密閉性を持ち合わせているので、真夏でも問題なく使用できる高い保冷力を誇るハイエンドクーラーボックスとなっています。
圧力注入された分厚い断熱材と密閉性に優れた蓋裏のパッキンを合わせることで、外気の影響を受けにくい、高い保冷力を誇っています。
また、価格帯も購入しやすい金額となっています。
・VASTLAND「クーラーボックス」
高い「保冷力」と「耐久性」を兼ね備えた「タフ」なハイエンドクーラーボックスに仕上がっています。
厚みは、最大5cmの極厚断熱材を採用することで、保冷力を高め、さらに「密閉性」を高めるためフタ裏のパッキンを備えることで、高い「保冷力」を実現しました。
また、高性能にもかかわらず、価格も良心的な金額に設定している点もうれしいポイントです。
ソロキャンパーおすすめソフトクーラーボックス5選
・AOクーラーズ「12パック バリスティック ソフトクーラー 」
AOクーラーズのコンパクトサイズのソフトクーラーボックスで、見た目がスッキリとしたスタイリッシュな感じがカッコいいですよね。
容量は「11L」で、ソロキャンプにぴったりなサイズ感となっています。保冷力は外気温が35℃でも27時間持つほどの機能性があり、ハードクーラーにも見劣りすることがない性能を要しています。
今回は12パックの紹介ですが、さらにワンサイズ大き目なものもあります。
・DOD「ソフトくらこ」
「ソフトくらこ」は、容量が10Lで一人分の食材や飲み物を入れるのにピッタリなサイズとなっています。
特にツーリングキャンプのお供に最適で、バイクに縛り付けやすい固定用Dリングが内蔵されています。
「ソフトくらこ」以外にも、サイズアップができるシリーズなので、自分にあったものが選んでみてください。
・ロゴス「ハイパー氷点下クーラーM」
ロゴス「ハイパー氷点下クーラー」は、氷点下の温度をキープする事ができるクーラーボックスです。
アイスクリームなど氷点下以下で保存しないといけない食材を長時間保存する事ができます。
また、使用後などコンパクトに折りたたんで持ち運びできるのも特徴の1つです。
一般的には、折りたたみ可能なソフトクーラーは、コンパクト性を重視して断熱材が薄くなってしまうので、保冷面がが弱点になりがちですが、特殊加工を施すことで、保冷力を上げることに成功しています。
・WaQ「ソフトクーラーボックス」
クーラーボックスの冷気は、天面を開けてしまうとどうしても逃げていってしまうので、いかに天面を開けないように工夫するかがポイントです。
天面をすべて開けなくても、小さめの取り出し口から中身を取り出すことができるので、冷気の放出を最小限に防ぐことで、中身をしっかり保護することができます。
また、ボックスが3層構造になっているので、36時間保冷力を持続させることができます。
Sサイズでも容量が35Lと大きめなので、徒歩キャンパーだとちょっと厳しいかもしれませんが、車でのソロキャンプでなら、使い勝手のいいサイズ感になると思います。
・THE NORTH FACE「フィルデンスクーラー12」
「フィルデンスクーラー12」は、独自の「高機能クーリングシステム」を採用することで、高い保冷力を発揮してくれるソフトクーラーです。
耐久性と防水性の高い素材である「840D ナイロンTPUラミネート」を使用し、縫い目のないウェルディング仕様にすることでさらに防水性を高めることに成功しています。
まとめ
クーラーボックスは、キャンプスタイルによっても使用しやすいものが変わってきます。
自分にはどのタイプのクーラーボックスがあうのか、よく吟味して購入を検討しましょう。
皆さんにあったクーラーボックスが見つかることを祈っています。
では。