どうも、「キャンプギアお助け相談室」です。
ツーリングキャンプを始めた友人から、またもキャンプギアの質問をもらいました。
「1本で何でもできるナイフでいいのないかな?」
友人のいう何でもというのは、「バトニング」「フェザースティック」「調理」など、「キャンプでできること」という意味のようでした。
まあ、オールマイティに使用できるナイフになると、やはり「シースナイフ」になるのかなと思います。
友人のように、なるべくギアを減らしたいと思っているキャンパーは多いと思います。
ということで、今回は「オールマイティに使用できるシースナイフ」についてご紹介していきます。
「シースナイフ」とは?

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「シースナイフ」は、シース(鞘)に刃をおさめることのできるナイフのことをいいます。
形状として、刃とハンドルが一体となっているので、頑丈な作りのナイフといえます。
その頑丈さから「バトニング」にも使用できますし、「フェザースティック」のような細かな作業も問題なく使用できます。
もちろん、食材を切ったり、釣り場で魚をさばいたりと調理面も問題ありません。
「シースナイフ」の選び方
・頑丈なフルタングタイプを選ぼう!

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キャンプで「バトニング」をするなら、耐久性の高いものを選んだほうがいいです。
そうなると、やはり「フルタングタイプ」になってきます。
「フルタング」とは、ハンドルの後端まで1本の鋼板でできているタイプです。
継ぎ目なく1本の鋼板でできていることで、強度が高く頑丈なので、「バトニング」のようなナイフに強い力を加える作業も問題なくできます。
・素材は錆びにくいステンレス素材がおすすめ!
シースナイフの素材として多く使用されているのが、「ステンレス素材」と「カーボンスチール(炭素鋼)素材」の2種類です。
初心者やお手入れに不安なキャンパーは、「ステンレス素材」がおすすめです。
「カーボンスチール」は、お手入れを怠るとサビがでやすい素材なので、メンテナンスに細心の注意が必要になります。
その点「ステンレス素材」は、そこまで神経質にならなくてもさほどサビないので、安心して使用できます。
・ブレードの長さは自分が使いやすい長さで選ぶ!

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ブレードの長さも、使い勝手の良さを考えると非常に大事です。
しかし、これは使用する人によって感じる部分が違うので何ともいいにくい部分ではあります。
一般的には、ブレードの長さが15cm以上だと、刃先に力が伝わりやすいので、バドニングなどの力を込める作業に向いていると言われています。
ただ長すぎると、持ち運びにも注意が必要なので、オールマイティに使用することを考えれば、10cmくらいはブレードがあったらいいかなと個人的には思います。
おすすめシースナイフ4選
・テンマクデザイン「キャンプホリックナイフ フラット」

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全長は「(約)27.2cm」で、ブレードの長さが「(約)13.8cm」とちょうどいいサイズになっています。
素材も、ステンレス素材を使用しているので、メンテナンス面も重宝されるナイフになっています。
コンセプトとして「キャンプで本当に使えるナイフ」として制作されており、調理面でも固いものから軟らかいものまでしっかり切ることができます。
スパイン(ナイフの背側)も4mmと厚みのあるので、バトニングも安心して使用できるオールマイティなシースナイフといえます。
・VICTORINOX「アウトドアマスターL」

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全長が「22cm」で、ブレードの長さは「10cm」と比較的コンパクトなシースナイフになっています。
フルタングタイプなので、非常に耐久性もあるので、バトニングなどの作業でも問題なく使用でき、バランスのいいナイフといえます。
刃先は、細かい作業にも最適なドロップポイントとなっています。
ブレードの背には、ファイヤースターターを削りやすくするため、僅かに角度がついた形状になっていて、付属のファイヤースターターを使いやすくしてあります。
・ベアボーンズ「NO6 フィールドナイフ2.0」

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LEDランタンのブランドで有名なベアボーンズですが、他にもたくさんのキャンプギアが販売されています。
ブレードの長さは「約15.2cm」、全長は「約26.6cm」とサイズ面でも使い勝手のいいサイズになっています。
スパイン(ナイフの背側)も約4.3mmと、厚めなので、バトニングしやすい形状になっていますし切れ味も抜群です。
ただ、素材がカーボンスチールなので、使用後はしっかり水気をきって片付けてくださいね。

・インペリアル・シュレード「アウトドアナイフ」

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鋼材には「ハイカーボン鋼」を使用しているので硬度が高く、フルタングタイプなので、頑丈なのが特徴のナイフです。
しっかりしている分、重量(約450g)がありますが、バトニングなどではそれを活かして、さほど力を入れなくても薪を割ることができます。
もちろん切れ味もよく、調理面でも使用可能ですが、全長が約26cmで刃寄りに重心があるので、細かな作業となる調理面よりも、ブッシュクラフトでの「バトニング」の面で力を発揮してくれるナイフになると思います。
まとめ
今回は、オールマイティに使用できるシーフナイフをご紹介してみましたが、いかがだったでしょうか。
個人的には、見た目にもこだわりたいので、今回はカッコいいと思うナイフでも選んでいます。
まずは、自分で使ってみたいと思うナイフを選んでもいいと思いますが、しっかり要点だけは押さえておきましょうね。
いいシースナイフと出会えることを祈っています。
では。