寒くなってくると、キャンプではやっぱり焚き火は外せませんよね。
あの暖かさと、癒しの効果は何物にも代えがたいものです。
個人的には、キャンプと言えば、「焚き火」と言っても過言ではありません。
そのため、どんな焚火台で焚き火をするかにもこだわりたいと思っています。
そして、焚き火をするなら忘れてはいけないのが、「スウェーデントーチ」ではないでしょうか?
「スウェーデントーチ」は、木製の焚火台だと私は考えています。
そして、キャンプを始めたら一度はやってみたいと考える人が多いのも「スウェーデントーチ」ではないでしょうか?
そこで今回は、スウェーデントーチについての知識を深めてもらうために、「スウェーデントーチのやり方と注意点」、そして「おすすめのスウェーデントーチ5選」をご紹介します。
「スウェーデントーチ」とは?
「スウェーデントーチ」とは、正式名称「スウェディッシュトーチ(Swedish torch)」といいます。
見ての通り、切り込みを入れた丸太に直接火をつけてする焚き火のことを意味しています。
「スウェーデン」と国の名前が入ってはいるので、てっきり「スウェーデン」が発祥の地なのかと思っていたのですが、元々は「フィンランド」で昔から使われていた「かがり火」から生まれたみたいです。
それがスウェーデンに伝わって、ヨーロッパ中で起こった三十年戦争の戦時中に、スウェーデンの兵士達が使っていたため、「スウェーデントーチ」という名前が定着していきました。
そして現在、近年のキャンプブームで、輪切りの丸太を使うというインパクトと、その炎が上がった時のおしゃれな見た目で人気に火が点いていきました。
「スウェーデントーチ」の火のつけ方
焚火台で焚き火をするときでも、それなりの工程をふんで火を起こしていきますよね。
焚火台では、火を起こす過程として、細かくした木からだんだん大きい薪にしていくことで火を成長させていきます。
しかし「スウェーデントーチ」は、丸太をそのままの状態から火を起こしていきます。
いったいどういう原理で火が起こせているのでしょうか?
「スウェーデントーチ」には、上部の部分8分目くらいまで切れ目が入っています。
まず中心の切り込みに着火剤を入れていきます。
その場合、着火剤は固形でもジェルタイプでもどちらでも問題ないです。
固定の場合は、切れ目の中心の上に置く状態にして、着火剤に火をつけるだけです。
ちょっと点きにくいなと感じたら、木の小片を補助に使ってあげると勢いよく燃え始めますよ。
火が点くと、切り込み部分から空気が入り込むことで、煙突効果が発生し上昇気流によって燃焼し続けるという仕組みなのです。
そのため、切れ目の数が多いほど多くの空気が中に入り込むため、火が大きくなっていきます。
「スウェーデントーチ」の注意点
・地面から話して楽しもう!
燃焼し始めた「スウェディッシュトーチ」は、サイズ感にもよりますが小1時間ほどたつと「スウェーデントーチ」の一部分が崩れはじめます。
そのためしっかり見ていないと、地面に火のついた薪が落ちてしまい、地面を傷めることにつながってしまいます。
そういったことが起こらないように、「スウェーデントーチ」を使用する場合は、焚火台の上でするか、焚き火シートの上で行うなどの対策をとりましょう。
・最後まで燃やし尽くしましょう!
「スウェディッシュトーチ」によく起こるのが、切り込みが入っていない部分が、燃え切らずに残ってしまうことです。
なるべく、残さないように一つに集めて燃えつくすようにしましょう。
また、燃え残ってしまった場合には、焚き火のときと同様に冷めるのを待ってから持ち帰るか、指定の灰捨て場に処分することを忘れないでください。
おすすめ「スウェーデントーチ」5選
最近のキャンプブームで、「スウェーデントーチ」を購入するキャンパーが増えたことで、購入する際に着火剤などがついた状態で販売されている場合が多くなっています。
さほど経験が多くないキャンパーには、着火剤が付属している「スウェーデントーチ」がおすすめです。
・スウェーデントーチ ウッドキャンドル(兵庫県産)
- 燃焼時間:約1~1.5時間(※燃焼時間は木の乾燥具合などにより変化あり)
- 直径:約14~17cm
- 長さ:約40cm
- 材料:杉、ヒノキなど(兵庫県産)
- 付属品:着火材
・スウェーデントーチ ボルケーノL
- 樹種:アルダー(広葉樹)
- 燃焼時間:1.5-2.5時間
- 直径:15-20cm
- 着火材と持ち手ロープ付きで初心者の人でも簡単に使用できます
- 70度以上の窯で5~7日乾燥させているので着火が早い
- 害虫駆除済みで室内の保管も問題なし
・北海道産スウェーデントーチ「KARAMATU(カラマツ)」
- 樹種:北海道産天然木カラマツ使用
- 重量:4.5 キログラム
・スウェーデントーチ 檜
- 樹種:針葉樹(ヒノキ)
- サイズ:直径(約)20cm、高さ(約)30cm
- 重量:約4kg
- 燃焼時間:約2時間(燃焼時の自然条件等でも異なります)
・ウッドキャンドルENZINE
- 樹種:一等檜(ひのき)
- サイズ:R10.5㎝×L10.5㎝×T20㎝
- 重量:1kg
- 燃焼時間:約90分(炎で45分・炭火で45分)※風の強さで燃焼時間は変化あり
まとめ
「スウェーデントーチ」は、一般的な焚火台を使った焚き火のように、少しずつ成長させていくという面白さはないかもしれませんが、見栄えの良さ、手軽さやおしゃれさがあります。
たまに「スウェーデントーチ」での焚き火をすると、新鮮さもあって楽しいと思います。
また、焚火台と同様に調理道具を置いて料理もできますので、ぜひ試してみてください。
SNSで映えるすること間違いなしですよ。
では。