【番外編】キャンプ解禁週にまさかの登山!西日本最高峰「霊峰 石鎚山」に無謀アタック

つぶやき

試験も終わり、やっとキャンプに行ける!

そう思いながら仕事をしていると、「山好きなんだよね?」と会社の上司からの突然の問いかけ。

確かにキャンプで山に行く機会が多いので、「ええ、好きです」と素直に答える私。

今考えたら確かにこのやりとりには違和感がある。

そう「一言もキャンプが好きなんだよね」という言葉はない。

しかし、試験を終えて完全に「キャンプロス」な私は、てっきり「キャンプのお誘い」と勘違いしていた。

そうこれで分かっていただけたであろう、これは「すべて私の責任」です。

これは、まったくの登山初心者の私が、勝手に勘違いした挙句に、西日本最高峰の霊峰「石鎚山」に無謀にもアタックする初体験記である。

ということで、今回はキャンプの話はまったくない私の登山の様子をリポートにします。

「キャンプじゃなのかよ」と声が聞こえてきそうですが、これでもけっこう頑張ったんですよ。

なので、今回の荷物はザック一つとなりました。

正直、日々の暮らしで考えることも多かったので、自分自身を見つめ直すいい機会になりました。


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西日本最高峰「石鎚山」とは?

「石鎚山」は、四国山地の西部に位置する山です。中四国地方で最高峰で、「標高1,982 m」の山頂から望む展望は「四国八十八景64番」に選定されています。

呼び名は、これまた色々あり、「石鉄山」、「石鈇山」、「石土山」、「石槌山」とも表記されることもあり、「伊予の高嶺」とも呼ばれています。

「山岳信仰の山」とされていて、奈良時代の頃から修行道場として知れ渡っていたそうです。

もちろんそんなスゴい山だとは、この時の私は「まったく知りません」

駐車場からロープウェイで上がる!

駐車場に到着してから一番に感じたことは

「これ、無理じゃね!」

あまりの高さに、すでに心は折れておりました。

しかし、やさしい上司は初心者の私を見捨てておりませんでした。

ロープウェイで上がるやさしいルートを選択してくれていて事なきをえました。

石鎚神社を参拝!

アタックの前に、石鎚神社を参拝してきました。

事故やケガがないようにしっかりご祈祷しておきましたよ。

山頂を目指してアタック開始!

・しっかり受付をしましょう!

まずはどこからの来報なのかを記帳することからスタートです。

これは、あってはならないことですが、事故などがあった時に必要なことです。

その時に、リボンを受け取ります。

今回私がもらったのは、「赤色のリボン」

石鎚山は、登頂までのルートが複数あるそうです。

そのため、どこからアタックしたかを分かるようにしています。

帰り路を間違えないように教えてくれるためと言ってましたが、帰ってきてリボンの返却箱の中に「青いリボンが!」

ちょっと、ゾッとした気分になりました。

・勾配がきつくて序盤でグロッキー!

思ったよりも、足元もしっかりしていて歩きやすい印象でした。

でも、勾配がキツイ箇所ばかりで序盤で、私の足はすでにパンパン状態になっていましたが、それを悟られぬように常に笑顔で進む私に、「余裕だね」とお声をいただきました。

・・・「やせ我慢ですよ!」

歩くたびに奥に進んでいる感覚はあるのですが、時折でてくるマップの現状に心をへし折られていました。

これが、修行なのかと心の中で感じていました。

山中を歩いているので、景色を楽しむことができなかった序盤でしたが、時折見える山の景色に、気持ちを回復させてもらっていることを感じました。

やっぱり山の景色はいいな。

・姿を現した石鎚山に絶句!

歩き始めて1時間30分たったころ、目の前に石鎚山が姿を現しました。

「あんなに登ってきたのに、まだこんなにあるんかい?」

もう心の声がダダ洩れ状態でしたね。

ただ、ここまでくれば絶対上ってやるという気持ちのほうが強かったです。

・西日本最高峰「石鎚山」の登頂に成功!

途中、足を踏み外し落下しそうになっている人をみるなど、肝を冷やす場面に遭遇しましたが、最後は足がガクグル状態でなんとか山頂まで到着することができました。

本当にキツイ登山でしたが、あの達成感は普段の生活では感じることのできない体験になりました。

普段の生活でも、最近考えさせられることがことがあり、すごくいい機会になったと思います。

流石に標高が高いこともあり、雲が同じ目線に見えるなど最高のロケーションを堪能しました。

見る角度によって景色が大きく違い、自然の力を体全体で感じることができたようでした。

この後、下山途中に天候が悪化してきて雨が降り始めました。

初めての登山を頑張ったご褒美だったのかもしれません。

まとめ

私にとって今回の初めての「霊峰 石鎚山」での登山でしたが、最終的にはやってよかったと感じています。

「なぜ、山に登るのか?」という問いに、「そこに山があるから」というフレーズを聞いたことがありましたが、なんとなくわかった気がします。

何度も心が折れてはいましたが、最後まで登頂したことでのご褒美ともいえる景色は、今でも鮮明に私の目に残っています。

今は足が生まれたての小鹿のような状態と、腰痛キャンパーが復活しているので、すぐには無理ですが体を治して、また機会があれば挑戦したいと思いました。

ただ、最初から「石鎚山」のような修行で使う山に登らなくてもいいのではと思ったので、興味のある人はもっと標高の低い山に挑戦するほうがいいと思います。

つぎこそは、キャンプに行きたいですわ。

では。