どうも、「寒がりキャンパー」です。
キャンプブームのおかげで、年中キャンプを楽しむ人が増えてきました。
今後は、さらに増えることが予想できますが、中には冬にキャンプをすることに二の足を踏んでいる人もいるでしょう。
その理由として多いのは、寒さ対策に不安があるのではないかと思います。
すでに体験済みの人は、ちゃんとした装備をしていれば大丈夫と思うかもしれませんが、最初の一歩を踏み出すのが一番勇気がいります。
その装備である「ストーブ」も安全に使えるかなど、やることすべてに不安が付きまといます。
そこで今回は、薪ストーブと並んでテント内で暖を取るキャンプギア「石油ストーブ」を「テント内で安全に使用するための注意点」と、「おすすめの石油ストーブ5選」についてご紹介していこうと思います。
この注意点をしっかり理解して、安心して冬キャンプできる知識をつけてもらえたらと思っています。
ただし勘違いしてもらいたくないのが、原則としてどのアウトドアブランドも一部を除いて、ストーブ類のテント内での使用は推奨していません。
使用する場合は、自己責任の上であるということを忘れないでくださいね。
注意点を理解しておけば、ある程度安心してキャンプを行うことができるのだけは間違いありません。
では、さっそく紹介していきましょう。
石油ストーブの種類を知ろう
「石油ストーブ」の種類には、「対流型」と「反射型」の2種類があります。
「対流型」とは、同筒状に本体がなっているもので、全方向からストーブを囲んでも暖かく暖をとれるタイプのストーブになります。
熱くなった空気はそのまま上に上がっていき、テント内全体に暖かい空気で包むことができます。
しかしその反面、足元を中心に温めることには不向きというデメリットの部分もあります。
「反射型」は、自宅で使用する四角のストーブをイメージしてもらえたらわかりやすいと思います。
奥にある反射板から熱を反射させて、前面を素早く温めることに向いたストーブです。
このことから、デメリットの部分は「対流型ストーブ」と反対で、部屋全体を温めるのには向いていません。
購入する時には、自分が使用する場合のことを良く考えてから購入しましょう。
石油ストーブを置く位置の注意点
・周囲と上方の1m以上の距離をとる
「対流型」と「反射型」では、メリットとデメリットが違うので、最適な位置に違いがあります。
「対流型」のおすすめの位置は、「テントの中心部分」が一番効果的です。
「対流型」は、前面に熱を送ることができるため、周りにテーブルなどがあると熱くなってヤケドしてしまうといった事故につながる恐れもあります。
この事故は、周りだけに起こることではなく、上方部分にも起こりえます。
暖かい空気は上に上がっていくので、テント生地も影響を受ける可能性があるからです。
それらの不安要素から最適な場所を考えると、「テントの中心部分」が一番効果的で、さらに注意点とすれば、ストーブから1m以上は離してテーブルなどを置くと安心して使用できることになります。
また「反射型」の場合は、前面の暖をとれる仕様なので、「対流型」ほど注意点はないのですが、あえて言うなら熱が出る部分をテントの側面にピッタリくっつけて使用するのは避けたほうがいいでしょう。
ストーブの背面は熱くならないので、温める必要がないほうを背にして使用してください。
テント内で石油ストーブを使用する上での注意点
・換気を1時間に1回はする
テント内でストーブを使用する場合、一番注意しないといけないことは「一酸化炭素中毒対策」です。
その対策として有効な手段は「換気」です。
1時間に1回は空気の入れ替えをするようにしましょう。
さらに、テントの上部にはベンチレーションが付いているものが多いですが、そこを開けるのはあたりまえとして、さらにもう一か所は開けるようにしてください。
これをすることで、テント内の空気が外に流れる状況をつくることができます。
車で例えるなら、一方の窓を開けても空気が外に流れにくいですが、もう一か所開けると途端に冷たい空気が入ってくるのを感じたことがあると思います。
それと同じ原理です。
・寝るときはストーブを消す
寝るときには、必ずストーブは消して眠るようにしてください。
わかりますよ。
寒いからストーブを消したくないという気持ちは痛いほどわかります。
ですが、一酸化炭素の怖いところは「無臭」「無色」なので、通常で一酸化炭素の状況を把握することができない点です。
気づかずに手遅れになっていることもあり、それが起こりやすいのは寝るときなのです。
同時に、ストーブに頼らずに暖かく寝るための対策(湯たんぽ等)を考える必要があります。
・一酸化炭素チェッカーを準備する
「一酸化炭素チェッカー」は、ストーブを使用する上で必ず必要になるアイテムです。
使用する場合には、必ず購入してキャンプに臨みましょう。
先ほど言った通り、一酸化炭素は「無臭」「無色」なので体感では状況を判断することができません。
そのため、一酸化炭素チェッカーの数値で確認して、危険な場合はアラームでお知らせしてもらえる状況を作ることが大事になります。
おすすめ石油ストーブ5選
・トヨトミ「対流式石油ストーブGEAR MISSION RR-GE25」
安心の国内ブランドであるトヨトミのギアシリーズの対流型のレインボータイプのストーブです。
円筒のガラス越しに約40Wの明るさで7色の光が浮き上がるようになっています。
万一の転倒しても、油がこぼれにくいように安全な2重タンク構造となっているので安心安全です。
・トヨトミ「反射式石油ストーブGEAR MISSION RS-GE23」
こちらもトヨトミのギアシリーズで反射型の石油ストーブとなっています。
燃焼を安定させてニオイの発生を抑える消臭リングや耐震自動消火装置など、安全対策機能が搭載されているので、安心して使用できます。
・newアルパカストーブコンパクト
アルパカストーブは、火力が強くてあたたかいのが魅力の石油ストーブです。
専用のケースは別売りという場合が多い石油ストーブにおいて、専用ケース付き(※さらに1年間の保証付き)という特典付きです。
・PASECO(パセコ) 「石油ストーブ(対流型)」
コンパクトで使い勝手がいい石油ストーブです。
しかも、石油ストーブは価格が高いイメージがありますが非常にコストパフォーマンスもいいも特徴です。
・CORONA(コロナ) 「反射型石油ストーブ」
安心の国内ブランド「コロナ」の反射型石油ストーブです。
ポジションマークが付いたハンドルで調節位置がわかりやすいので、細かい火力調節が簡単にできます。
便利機能として、給油時に手が汚れない「よごれま栓」が付いています。
国内ブランドは高価だというイメージがありますが、「コロナ」は非常に良心的な価格帯でもあります。
まとめ
石油ストーブを使用する上での注意点についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
「燃えやすいものは離しておくこと」「換気は1時間に1回はすること」「必ず火を消して眠ること」「一酸化炭素チェッカーを必ず使用すること」これらをしっかり守ってくださいね。
もし可能であれば、一酸化炭素チェッカーはメーカー別に2個用意しましょう。
そうすると、さらに安心感が増すと思います。
それでは、楽しい冬キャンプをお過ごしくださいね。
では。